概要
既設の床版と補強用の鉄筋を一体化させ曲げだけでなく
せん断に対する補強効果も同時に得る工法です
PSR工法は、補強用の鉄筋をRC床版の下面に取り付けた後、マグネラインで既設の床版と完全に一体化させる工法です。弾性的でフレキシブルな構造体の形成により、曲げ及びせん断に対する補強効果が同時に得られ、マグネラインの防食効果により耐久性も向上します。1985年に(一財)土木研究センターにおいて一点載荷試験を、平成7年には大阪大学にて輪荷重走行試験を行い、1999年には旧建設省土木研究所にて段階的輪荷重走行試験を行うなど各種の試験で補強効果を確認しております。
特長
- 床版下面からの施工のため、交通を解放したまま施工できます
- 現床板を補強する工法なので、産業廃棄物を出しません
- 天候の影響を受けずに施工できます
- 工事中の騒音や振動が無いため周辺に迷惑をかけません
- 補強後は目視点検ができます
- 補強と同時に防錆・防食効果があります
- 橋面上部より雨水が浸入しても水を滞留させません
- 補強に必要な鉄筋量はRC理論により求める事ができます
施工フロー
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コンクリート構造物 / セメント系材料補修・補強工法 / 災害復旧資材 / 耐震補強