急傾斜対策補強土壁

QKウォール®

NETISCB-090036-A(掲載期間終了)
QKウォール®

概要

急峻な地形において、
崩壊した土砂から保全対象を守ります。

急傾斜地崩壊対策事業の擁壁工に補強土壁を用いたものが「QKウォール」です。QKウォールは、発生土の利用、植生が可能、夏期の放射熱の軽減など「環境社会」に適した工法です。また、衝撃力と崩壊土砂量を考慮した設計手法(土砂災害防止法)に沿った計画が可能です。

その他の災害応急復旧・国土強靭化対策工法・資材はこちらをご覧ください。

災害応急復旧・国土強靭化対策 資材・工法

特長

  • 補強土壁で「柵」を構築し崩落土砂衝撃を受け止める工法です
  • 「防護柵」は小落石を受けた場合と堆積土砂土圧を考慮しています
  • 崩落土砂を「補強土柵」と「防護柵」に堆積させ崩落土砂量を満足させます
  • 柔な土構造で地盤に追随でき沈下(支持力不足)が不安定要因になりません
  • 直接工事費で30万円/m程度です(壁高さ5mの場合)

構造断面図

アンカー式(鉄筋挿入)

カウンターウエイト式(コンクリートブロック)

崩落土砂衝撃力と補足土砂量

崩落土砂衝撃力

補足土砂量(参考値)
斜面高さ H(m) 崩壊土量 V(m³) 崩壊幅 W(m) 捕捉土量 Ad(m²)
5≦H<10 40 14 2.9
10≦H<15 80 17 4.7
15≦H<20 100 19 5.3
20≦H<25 150 21 7.1
25≦H<30 210 24 8.8
30≦H<40 240 25 9.6
40≦H<50 370 29 12.8
50≦H 500 32 15.6
  • ※Ad=v/w

急傾斜地崩壊対策工法の比較

  • ※切土工事費は現場条件により変動するため含みません。

急傾斜対策工法タイプとその比較

タイプ 適応場所 衝撃力算出法 比較工法 価格比
QKウォール 切土等で、スペース確保の必要な急傾斜地 土砂災害防止法に定める式による コンクリート防護擁壁 1:1.13
  • ※ ジオロックウォール(現地発生土)と他工法との価格比です

主要使用資材

衝撃対応ジオグリッド ロックデム

ねばり性を強化し、耐衝撃性を強化したジオグリッドで、抵抗体の盛土を強力に補強します

防護マット(ミラクルガードシート)

受撃体・伝達体袋材の紫外線劣化を防止し、直接損傷を緩和する高遮光性の厚手のシートです

壁面ユニット(ガンユニット)

亜鉛メッキに密着ポリエチレン被覆が施され、高い耐薬品性・耐候性を発揮します。頂部のユニットキャップで不織布の植生シートを装着し、盛土を強力に拘束します

植生シート

植生の定着・繁茂を促進します

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