補強土壁工法
アデムウォール®
NETISKK-020061-VE(掲載期間終了)
KK-020061-VE:平成27年度 準推奨技術(新技術活用システム検討会議(国土交通省))、平成29年度 活用促進技術(新技術活用評価会議(中国地方整備局))(掲載期間終了)
概要
独自の『二重壁構造』を有した
強く美しく安定感のある
コンクリート壁面構造物を創ります。
アデムウォールは、外壁と内壁で構成された二重壁構造を持ち、補強材に「アデム」と「グリッドベルト」を用いたジオグリッド補強土壁です。
施工時には外壁と内壁の間に空間を設けるため、盛土材料の締固め時の圧縮変形に伴う土圧が外壁に作用しません。そのため、壁面の近傍まで盛土材料を十分に締固めることができ、高品質な盛土を構築できます。
二重壁構造を活かして、壁面材の修復や取替ができるため、維持管理性に優れています。
補足資料
その他の災害応急復旧・国土強靭化対策工法・資材はこちらをご覧ください。
特長
- 独自の壁構造 独自の「二重壁構造」により、強く美しく安定感のある補強土壁を創ります
- 優れた基本性能 優れた耐震性、耐久性を持ち、災害時には迅速で経済的なメンテナンスが可能です
- 先進技術を装備 盛土の健全度が評価できる光ファイバーを装備できます
- 優れた耐久性 厳しい気象環境に長期耐え得る工法です
標準タイプ【壁面勾配 1:0.0】【壁面勾配 1:0.1~1:0.5】
外壁と内壁を同時に構築するタイプ。安定した基礎地盤上にアデムウォールを構築する場合に適用。
壁面あと施工タイプ
外壁に先行して内壁を構築するタイプ。沈下が懸念される地盤上にアデムウォールを構築する場合に適用。
基礎地盤の圧密沈下が収束した後に外壁を構築できるため、外壁に有害な変形が生じない。
アデムウォール紹介動画
主要使用資材
コンクリートパネル
表面の幾何学状のパターンが美しい外観を造る、安定性・施工性を高めたπ型形状のコンクリートパネル
塩害対策タイプ
盛土・地盤補強用ジオグリッド アデム
さまざまな用途で活躍する、盛土・地盤補強用ジオグリッドの決定版。HGタイプを使用します
アデム 品番/規格
タイプ | 品番 | 目合い (mm) |
幅 (m) |
長さ (m) |
品質管理 強度※1 (kN/m) |
伸び率 (%) |
製品基準 強度※2 (kN/m) |
クリープを 考慮した 限界引張強さ (kN/m) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
HG | HG-36 | 100×28 | 1.2 | 30 | 36 | 4.5 | 34 | 22 |
HG-50 | 100×28 | 1.2 | 30 | 50 | 4.5 | 47 | 30 | |
HG-60 | 100×28 | 1.2 | 30 | 60 | 4.5 | 57 | 37 | |
HG-80 | 100×28 | 1.2 | 30 | 80 | 4.5 | 76 | 49 | |
HG-100 | 50×28 | 1.2 | 30 | 100 | 4.5 | 93 | 60 | |
HG-120 | 50×28 | 1.2 | 30 | 120 | 4.5 | 112 | 72 | |
HG-150 | 50×28 | 1.2 | 30 | 150 | 4.5 | 139 | 90 | |
HG-200 | 50×28 | 1.2 | 30 | 200 | 4.5 | 185 | 120 |
- ※ 目合いは、「たて×よこ」を示す。
- ※ 品質管理強度・伸び率は、いずれも「たて」を示す
- ※1 品質管理強度:標準状態における試験環境のもとで、製品製造時に品質をチェックするために行う品質管理試験(試験片の幅[ ストランド1本] /引張ひずみ速度[50%/min])において基準となる強度
- ※2 製品基準強度:アデムが適用される補強度の設計において基礎となる強度で、性能確認試験(試験片の幅[広幅22.4cm] /引張ひずみ速度[1%/min] において基準となる強度
グリッドベルト
ポリエステル製のベルト状のジオテキスタイル。外壁と内壁を連結して、外壁の飛出しや転倒などを防止するとともに、内壁を補強します。
内壁シート
内壁の前面に配置され、盛土材料の壁面排水層へのこぼれ出しを防ぎます。
鋼製枠
壁面材と盛土体を分離することにより、壁面近傍の転圧が十分に行えます。