ジオスノーウォール 施工例2

施工地:
富山県

世界遺産を雪崩から守る

 雪深い富山の菅沼地区は世界遺産合掌作りの家屋でも有名なところです。そこへ連絡する国道157号線は、山間を走る道路のため雪崩の危険性が高い場所です。

 その中でも本施工を実施した場所は、樹木がない沢形状となっており、特に雪崩の危険性が高い場所でした。また合掌集落から見える場所でもあるため、景観に配慮する必要がありました。雪崩の規模から、対策工としてスノーシェッドを施していますが、用地の関係から、雪崩が起こった場合、その一部はシェッドにかからず国道へ流出するとともに、規模によっては道路を寸断し、合掌作り集落への連絡が遮断される可能性がありました。これを回避するためにシェッド上部にジオスノーウォールを構築し、道路方面へ向う雪崩をシェッド上に軌道を変える導流提として構築しました。世界遺産であるこの地区での景観に配慮した工事例です。

富山県 一般国道156号線 雪寒道路特別補修雪崩防護工

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