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経営方針

社長メッセージ

代表取締役社長兼CEO 前田征利

 株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
 ここに、当社第45期第2四半期連結累計期間(2016年9月21日から2017年3月20日まで)の業績についてご報告申し上げます。

当第2四半期連結累計期間の概況

 当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が着実に進み、緩やかな回復基調が続いております。一方で、海外では米国や英国に見られる内向き志向の高まりを受け、為替相場や株式市況への影響が懸念されるとともに、一部の国・地域では地政学的リスクも顕在化してきており、世界経済の減速要因として不透明感が増しております。

 このような状況のなか、当社グループでは、2018年の創業100周年に向けた企業メッセージとして「前田工繊は混ぜる会社です」を掲げております。このメッセージには、当社グループが持続的成長を遂げるための強い思いが込められており、グループの持つあらゆる経営資源を「混ぜる」ことで、成長戦略である「M&A」、「人材育成」、「海外事業」を積極的に推進するための原動力になると考えております。
 M&A戦略においては、当社グループがこれまで培ってきた繊維・樹脂の加工技術に捉われず、異分野がもつ様々な技術やノウハウを「混ぜる」ことで、新製品や新技術を創出してまいります。人材育成においては、グループ社員全員を戦力化するほか、多様な人材を採用・育成し、それらの能力・経験から生まれる知恵を「混ぜる」ことで、イノベーティブな組織風土を築いてまいります。さらに、海外事業においては、海外の生産拠点を拡充するとともに、外国籍企業との業務提携等を通じて国内外の技術や販売ネットワークを活用することで、当社グループ製品の市場拡大を目指してまいります。
 このように、当社グループは、モノづくりを通じて、「私たちは 独自の知恵と技術で 持続可能な地球 そして安全・安心で豊かな社会を創るために 貢献してまいります」という経営理念を実践し、さらに世の中から必要とされる企業となるよう努力してまいります。

 当第2四半期連結累計期間の売上高は16,107百万円(前年同期比7.8%増)となりました。利益面におきましては、営業利益は2,019百万円(同1.8%増)、経常利益は2,115百万円(同6.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,519百万円(同5.7%増)となりました。

セグメントの業績

(ソーシャルインフラ事業)
 国内の公共工事事業においては、構造物維持補修・景観資材分野では受注案件の進捗の遅れがあったものの、災害復興関連製品や斜面防災製品、森林保全製品の売上が堅調に推移したほか、業務効率化によるコスト削減の結果、売上・利益とも前年同期を上回る結果となりました。
 不織布関連の製品については、産業資材、自動車資材等で使用されるスパンボンド(連続長繊維不織布)の受注が好調であったことから、順調に推移しました。
 獣害対策製品、園芸用ハウス、農業資材を取り扱う子会社の未来のアグリ株式会社においては、園芸用ハウスの受注が低調だったものの、獣害対策における大型案件の受注獲得等により、売上は前年同期を上回る結果となりました。一方、営業利益は、粗利率の低い案件の影響で前年同期を下回る結果となりました。
 海外子会社であるMAEDA KOSEN VIETNAM CO., LTD.においては、取扱製品の拡充や生産性の改善により売上・利益ともに好調に推移しました。同社第2工場の稼働による生産能力の拡充を活かして、当社グループ製品のASEAN地域における販路拡大に努めております。
 なお、当社のソーシャルインフラ事業は、2016年度 第16回「ポーター賞」(主催:一橋大学大学院国際企業戦略研究科)を受賞いたしました。鉄とコンクリートが中心であった土木資材に繊維を広めたパイオニア企業として、幅広い品ぞろえと高い技術力、全国に根付いた営業拠点により付加価値の高い提案営業を行う当社のユニークなビジネスモデルが高く評価されました。この受賞を励みとし、今後とも企業価値向上に一層取り組んでまいります。

 当事業の売上高は10,982百万円(前年同期比5.7%増)、営業利益は1,748百万円(同6.7%増)となりました。

(インダストリーインフラ事業)
 子会社の未来コーセン株式会社においては、ポリエステル加工糸の販売が伸び悩んだものの、主力商品であるハードディスクや複写機等の精密機器製造向けクリーンワイパー分野において、高性能ワイピングクロスDTM50の販売が好調であることに加え、受託生産事業の貢献もあり、売上・利益とも前年同期を上回る結果となりました。今後もテクノス株式会社と株式会社ダイイチの連結子会社間の合併による効果を活かし、新製品開発のスピードアップや一貫生産によるコストダウンを追求してまいります。

 当事業の売上高は1,075百万円(前年同期比3.3%増)、営業利益は197百万円(同16.1%増)となりました。

(ヒューマンインフラ事業)
 ヒューマンインフラ事業では、アルミ鍛造ホイールを製造する子会社のBBSジャパン株式会社において、各種自動車メーカー向けOEM供給をはじめ、同社のドイツ子会社BBS Motorsport GmbHの業績が好調に推移した結果、売上は前年同期を大幅に上回りましたが、一時的な生産調整を行ったことにより、粗利率の低下がみられました。
 なお、千葉県の幕張メッセで開催された世界最大級のカスタムカーイベント「東京オートサロン2017」では、同社の鍛造ホイールを装着した最新SUV(ベントレーベンテイガ)を展示するなど、「信頼の証」というブランドコンセプトを広くアピールする機会となり、大盛況を博しました。今後も、各種イベント・サービスを積極的に展開することでブランドロイヤルティの向上を図り、販売強化に取り組んでまいります。

 当事業の売上高は4,050百万円(前年同期比15.4%増)、営業利益は499百万円(同12.2%減)となりました。

 株主の皆様におかれましては、今後ともなお一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

2017年5月

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